【オーナー様からのご要望】
今回ご紹介する注文住宅を作成するにあたり、オーナー様(施主様)より以下のご要望がございました。
○きちんとした生活を送れる家に住みたい
○玄関は広めがいい
○リビングはくつろげる空間にしたい
○キッチンの横にダイニングテーブルがほしい
○お風呂の洗い場は広めがいい
○洗面所に収納がほしい
○三面鏡がいい
○駐車場は4台以上停められるようにしたい
○玄関はカラードアを希望
○子ども部屋は4.5畳くらいがいい
○インテリアの好みはシンプルだがアップテンポがほしい
○奥様が冷え性なので、断熱性能がいい家に住みたい
上記のご要望をどのような形で実現していったのか、これからご紹介するそれぞれのポイントで見ていきましょう。
【こだわりポイント:キッチン・ダイニング】
キッチンはハイファイブの標準キッチンで、アイランド型の色はホワイトを選んでいただきました。オプションでキッチンの前面が収納になっており、薬や予備の電池など、細々としたモノも収納できるようになっています。
水栓は浄水機能付きで、色はブラックです。キッチンバックは開き戸タイプの収納になっており、キッチンバックの横にも収納スペースが備わっています。
また、キッチン横のダイニングテーブルも、お客様のご要望どおりに設置いたしました。ダイニングテーブルと椅子は既製品で、ご要望どおり肘掛け付きの椅子にして、色だけ選んでいただいています。
ダイニングテーブルのペンダントライトは、お部屋のテイストに合うようにHerman Miller(ハーマンミラー)のバブルランプ(アップルランプ)を選ばせていただきました。
冷蔵庫は壁に囲うことで玄関側からは見えないようになっているので、来客からは見えないように工夫しています。
エアコンは普通の家庭用だと主張が強いので、目立ちにくい天井カセット形を採用しています。
【こだわりポイント:リビング】
リビングは、キッチンからつながる形で設計しています。
ソファに関しては、オーナー様が持っていたソファを、カバーだけ替えて持ち込んでいます。カバーはハイファイブ御用達のオーストラリアの店舗で、オーナー様に生地を選んでいただきました。また、ソファの後ろに絵を飾ることで、座ったときに見栄えがするように工夫しました。
テレビに関しては、熊本は地震が多いので、地震がきても倒れないように壁掛けにしています。テレビの横の壁に設置しているライトも、ハイファイブがアメリカで探して輸入しています。
テレビを設置する壁が2.7mあるので、大きめのサイドボードを設置しました。また、サイドボードはヴィンテージを探して購入しています。ハイファイブが建てる住宅は、内装(インテリア)デザインまでトータルコーディネートした上でお渡しさせていただくので、「ヴィンテージの家具がほしい」等のご要望にも可能な限りお応えいたします。
◎リビングは勾配天井にして吹き抜けに
キッチン・ダイニングからリビングにかけて、天井が高くなる勾配天井を採用しています。勾配天井にすることで、リビングだけ吹き抜けにすることができるので、空間が広くなりくつろぎやすくなります。
また、勾配天井に合わせて、屋根も片流れ屋根になっています。
◎窓は火事のときを考えて掃き出し窓に
住宅の南に私道が通っていて、その向こうに家が建っているので、ハイファイブとしては目線が通ってしまうため腰高窓をご提案していました。
しかし、「火事のときにすぐ逃げられるように」という理由で、掃き出し窓に落ち着きました。
【こだわりポイント:収納】
ハイファイブでは、Plan作成中から収納コンサルを取り入れ、一緒に収納計画を考えます。今回のケースでは、「きちんとした生活を送れる家に住みたい」というご要望を叶えるために、家全体で10箇所以上の収納スペースを設けています。
玄関近くに設置したファミリークローゼットは、日常的に使用するものを置ける場所として作りました。例えば、帰ってきたらファミリークローゼットに鞄を置いて、洗面所で手を洗って、もうひとつのファミリークローゼットで着替えをする、といった感じの使い方を想定しています。また、それに合わせて動きやすいように、動線も工夫しています。
◎洋服を入れるクローゼットの数をあえて制限
今回、洋服を入れるクローゼットの数をあえて制限しています。その理由としては、打ち合わせをした感じから、クローゼットの数だけ洋服が増えてしまうと感じたためです。
無料で収納コンサルに入ったのですが、今回は旦那様がお洋服を減らせないとのことだったため、これ以上増やさないための方策としてクローゼットの数を制限させていただきました。
◎キッチン・ダイニングに家電も置ける収納スペースを用意
キッチンバックの横にも、家電などを設置できる収納スペースを用意しています。また、普段は使用しない書類なども、こちらに収納します。
下には4種類のゴミ箱が設置できるようになっており、電子レンジや電子ジャーなどの家電も設置することができます。これにより、キッチンバックに家電を置かなくて済むようになるため、キッチンバックを作業スペースとして活用することができます。
なお、こちらの収納スペースはロールスクリーンを設置していますので、来客時などは必要に応じて隠すことも可能です。
◎テレビ裏の収納はお子様のおもちゃを戻せるように
リビングのテレビの裏にも収納スペースを設けています。ここには、普段使用しないようなモノを置いておけるスペースとして用意いたしました。
また、小さいお子様が子ども部屋からリビングにもってきたおもちゃも、テレビ裏の収納スペースへ戻します。これも、部屋をできるだけ散らかりにくくするための工夫です。
◎広めの玄関には大きめのシューズクロークをご用意
広めをご希望されていた玄関は、ご希望どおり幅1.82メートルで、標準サイズの1.25mに比べるとかなり大きく設計しています。
また、玄関の右隣には大きめのシューズクロークを設置していて、こちらも横幅が91cmあります。本当はこのシューズクロークにキャンプ用品も入れたいと仰っていたのですが、靴でいっぱいになってしまったため、キャンプ用品は後から置いた屋外物置に収納されているそうです。
【こだわりポイント:水回り(洗面所、浴室、トイレ)】
洗面台については、ハイファイブ標準の造作洗面台となります。洗面ボウルは中央をご希望でしたのでセンター寄せにして、鏡はご要望にあったように三面鏡にしております。三面鏡の中はと洗面台の下は収納になっており、歯ブラシなどが表に出ないように収めることができます。
またハイファイブでは、コロナ禍ということもあり、ハンドタオルではなくペーパータオルを推奨しています。そのため、洗面台には使用したペーパータオルを捨てるゴミ箱もご用意しています。
洗面台の上部にはハイサイド窓を設置し、自然光を取り込めるようにしています。ライトを設置するために、三面鏡とハイサイド窓の間にスペースを設けています。
水栓は水垢がつきにくい壁出し水栓のブラックで、タイルも標準タイルですが、お客様ごとに貼り方を変えています。
◎洗面台の左右に浴室・トイレを設置
洗面台の左隣に浴室、右隣にトイレを設置し、水回りを集結するように設計しています。
浴室の手前の脱衣所には、タオルやパジャマを置くための収納スペースを設けており、その対面に洗濯機や乾燥機を設置しています。
浴室に関しては、オプションで少し広め(1,618mm)にしております。乾燥機の扉が邪魔で脱衣所に物干しポールを設置できなかったため、浴室内に物干しポールを用意しています。
ミラーや棚など掃除が大変になるものはあえて付けず、シャンプーなどを置く棚はハイファイブのほうでマグネット棚を用意しています。これにより、お掃除がしやすい浴室を実現しています。
トイレに関しては、壁と天井に木(wood)素材を使用しています。また、サイドにカウンターを設けて、トイレットペーパーの予備や小物などを置けるように配慮しております。
【こだわりポイント:住宅デザイン】
旦那様がインダストリアルスタイルやニューヨークスタイルが好きだったのですが、年齢を重ねると趣味趣向が変化することも有り得るので、いろいろなスタイルへ変えられるようにインテリアを工夫しています。
たとえば、絵やソファカバーの色を変えるだけで、お部屋の雰囲気をガラッと入れ替えることができます。
◎玄関の扉はオプションでカラードアに
玄関の扉はオーナー様のご希望で、オプションになりますがカラードアにしています。最初はピンク系の色合いをご希望でしたが、最終的に現在のミント色に落ち着きました。
ハイファイブのカラードアは、本物の木を使った断熱のスウェーデンドアを塗装して作成しております。
【こだわりポイント:お庭(駐車場)】
もともとご予算の関係でガレージを作る予定ではなかったのですが、オーナー様より「やっぱりどうしても欲しい」というご要望を受けて、急遽作成することになりました。
できるだけ予算を抑えるために、普通は囲むように壁を設置しますが、柱部分だけで中央部分の壁を省くことで、なんとか予算に折り合いをつけることができました。
現在は壁がないところに屋外物置を置くことで、隣家からの視線をカットできているだけでなく、キャンプ用品などもそちらに収納されています。なお、屋外物置の選定も、ハイファイブがアドバイスさせて頂いております。
【オーナー様のご感想】
引き渡したときは、ご家族みなさん感動した様子で、ものすごく喜んでいたくことができました。
とくにお子様は興奮した様子で、「わ~っ!!」と走り回って喜んでおられました。
上棟式の際には、オーナー様のご両親もいらっしゃって、家の枠組みを見ながら完成が待ち遠しそうにされていらっしゃいました。
【こだわりポイント:その他】
その他にも、ハイファイブでは以下の点にこだわって家づくりを行いました。
○寝室の正面には、旦那様の勉強スペースとして机を設置しています。
○気密性が高いので、4.5畳の子ども部屋のエアコンは3畳用(洗面所用)の天カセエアコンを採用。
○子ども部屋は現在は1部屋にしているが、将来的には壁を作って2部屋に分ける予定。
ハイファイブに家づくりをご依頼・ご相談したい方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
>>お問い合わせフォーム – ハイファイブ株式会社
概要
敷地面積
223.84㎡(67.71坪)
床面積
96.88㎡(29.3坪)
ガレージ面積
22.35㎡(6.76坪)
間取り
3LDK+Garage
C値
0.1c㎡/㎡
UA値
0.39w/㎡k